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与党でなくなるということ
公明党が連立政権を離脱した。
1999年に自民・自由・公明党の連立政権を樹立して以来、2009年から2012年までの3年間の野党時代を除き、23年間与党として政権の一翼を担ってきたが、
自民党が参議院選挙の総括として、「政治とカネ」の問題が敗北の一因として挙げ、解党的出直しをとしていたにも関わらず、
全く政治資金の改革に手を付けず、公明党からの提案に耳も傾けず、これでは政権をともに担うことは困難だとの判断だと思う。
残念ながら、政治とカネの問題は新たな連立のパートナーの維新とは任期満了にまで結論を出すと、結局先送りされてしまった。
どの政党にも主義主張・政策があるが、維新は企業・団体献金の全面禁止が一丁目一番地といっていたが、いつのまにか地図がかわったのか、
議員定数削減が一丁目一番地となってしまった。もとより、政権合意なので、今後の取組が注視されることになる。
与党でなくなることは、
国政においては、その立ち位置が大きく変わる。
政策決定には関与できず、提出された法案に対してどのような態度で臨むのかが問われる、
しかして、現在は数の上では、与党は少数であり、岸田政権までの安定多数ではなく、野党の意見や主張は通りやすい状況となり、
公明党としては、与党経験を活かし、何が今、国民生活に必要なのかを考え、賢明な対応と是々非々を尽くすべきである。
一方、地方においては、与野党という概念は、首長との関係によって判別される、すなわち知事与党とか市長与党というふうに言われる。
京都府・京都市、その他の自治体においては、選挙時に首長・候補を支援することで、掲げている政策をすり合わせ、その実現を目指すことで与党となり、
基本的に提案される議案には協調姿勢となる。その一角には自民党、立憲民主、国民民主などの他の政党とも、国政では意見を異にすることはあっても、
地方にその対立を必ずしも持ち込むことではない。
国・地方においても与党に居ること、入ることを目的化し、安住するがあってはならない。
目指すは国民・府民・地域に居住する人のための政治を実現することである。
2025.10.29 山口 勝
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